シャープが文化財活用センター※1、および東京国立博物館※1と共同開発した8Kインタラクティブミュージアム※2「8Kで文化財“ふれる・まわせる名茶碗”」が『2021 Design Intelligence Award(DIA)』を受賞しました。受賞カテゴリーは、プロトタイプや発売2年以内の製品を対象とする「プロダクト部門※3」です。
DIAは、中国を代表する美術・デザイン系研究教育機関である中国美術学院(中華人民共和国浙江省)が、日本を含む世界11カ国のデザイン団体の協力のもと主催する、国際的なデザイン賞です。2015年に創設され、2021年は61カ国から約8,000点の応募がありました。
受賞品目は、“通常は触れることができない貴重な文化財を高精細な8K技術で体験する”をコンセプトに、茶碗型コントローラーと高精細8Kディスプレイを組み合わせた文化財鑑賞ソリューションです。実物の形状や大きさ、重量を模した茶碗型コントローラーの直観的な操作により、8Kディスプレイに表示された文化財を自由自在に回転・拡大し、360度好きな角度から鑑賞することができます。展示室では見ることのできない茶碗の内側や裏側を眺めたり、通常は触れることができない文化財をまるで実際に手に取ったり目の前に引き寄せたりするような体験を通じて、作品の魅力を細部まで楽しむことができます。
当社は、事業ビジョン「8K+5GとAIoTで世界を変える」の実現に向けて、今後も8Kの利点を活用した新たな体験やソリューションの提供に取り組んでまいります。
※1 独立行政法人 国立文化財機構に属します。
※2 共同開発した8Kインタラクティブミュージアムについて:https://corporate.jp.sharp/news/200701-a.html
※3「プロダクト部門」以外に、設計段階のデザインを対象とする「コンセプト部門」があります。
<Design Intelligence Award HP> https://en.di-award.org/ |