シャープは、ITシステム内製化の取り組み強化の一環として、ITシステムの開発・サポート業務を担うオフショアの新拠点「ITSベトナム」をベトナムのホーチミン市に開設し、本年8月上旬より本格稼働を開始しました。
ベトナムは、国家DX推進計画のもと、デジタル産業の育成やIT教育を国策として推し進めてきており、多くのIT人材を輩出しています。一方、当社では、ERP(基幹業務システム)を中心とした業務アプリケーションのほか、コミュニケーションの円滑化や生産性の向上に資する各種ツールなど、当社および当社グループ各社にて利用するITシステムの内製化を進めています。そこで、ITシステム内製化の取り組みのさらなる強化に向け、豊富なIT人材に加え、日本語話者が多く、また日本との時差※2が小さいことから、日本の開発メンバーとタイムリーで円滑なコミュニケーションがとりやすいベトナムでのオフショア拠点の設置を決定し、準備を進めてまいりました。今般、開設した「ITSベトナム」には、第一弾として、ERP関連の業務アプリケーション開発やサポート業務の一部を移管します。今後、人材育成に加え、さらなる体制強化を図り、順次、業務範囲を拡大していく予定です。
当社は、ITシステムの内製化を引き続き強力に推し進めることで、ノウハウの蓄積を図るとともに、刻々と変化する経営環境へ機敏に対応できる体制の構築・強化に取り組んでまいります。
■ 概 要
組織名 |
所在地 |
本格稼働開始時期 |
ITSベトナム |
ベトナム社会主義人民共和国 ホーチミン市 |
8月上旬 |
※1 自社の業務を海外の拠点に委託・移管することを指します。
※2 日本との時差は-2時間です。