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シャープ製 太陽電池を搭載した東海大学チームのソーラーカーが「サウス・アフリカン・ソーラーチャレンジ2010」に参戦
ソーラーカーチャレンジ2010トップ > 2010年9月25日 プレトリア〜ケープタウンをトップで通過しました。
2010年9月25日
プレトリア〜ケープタウンをトップで通過しました。
9月25日(土)曇りのち晴 ボーフォートウエスト〜ケープタウン
ボーフォートウエスト〜ケープタウン間を走行する「Tokai Challenger」
大きな坂が繰り返される難コースを走行する「Tokai Challenger」

午前6時から太陽電池によるバッテリ充電と車体の整備作業を開始し、7時にスタート位置に集合しました。この日の朝は、海が近いケープタウンに近づいた影響からか曇りとなり、ほとんど発電できませんでした。この日は、Tokai Challengerが他の車よりもリードしていることから一番最後からのスタートとなり、8:09にボーフォートウエストのワゴン・ホイール・ホテルを出発しました。第1ドライバーは徳田光太さん。曇りとはいってもある程度発電できる薄曇りから、空が灰色で発電がほとんど期待できないものまでがあります。この日は、この間をいったりきたりという状態で、発電量の予測が難しい天気となりました。また、多くの道路工事区間があり、信号待ちでペースが乱れます。そこで、100km/hの速度で走行を開始しました。しかし、午前中の雲はかなり厚く、200〜400W程度(晴天時の約10〜20%)の発電量しか得られない状態になりました。そこで、90km/hまでスピードを落とし、消費電力を抑える作戦に変更しました。3回の道路工事による信号待ちで停車を繰り返したのち、10:30にコントロールストップが設定されたレインブルグに到着しました。ここでは、多くの見物人に囲まれ写真を撮られたり、質問攻め遭ったりました。ここで、ドライバーはベテランの佐川耕平さんに交代。パトカーの先導で、この日のコントロールストップを出発しました。ここからは、大きな上り坂と下り坂が繰り返す難コース。とくにヘックリバーパスは平均勾配で6%の下り坂となっていて危険な区間となっています。Tokai Challengerは回生ブレーキを主に使用してエネルギーをバッテリに吸収して速度を押さえました。きついコーナーではフットブレーキを併用し安全に走行することができました。この頃に、天候が回復したので、ソーラーカーは再び速度を100〜110km/hに戻すことができました。しばらく走行を続けると、今度は5kmにおよぶ長いトンネルに突入。ここでは、太陽光発電がまったくできません。
トンネルを通過する「Tokai Challenger」

トンネル内は暗いので、前照灯とハザードランプを点けて無事に通過することができました。トンネルを出た先にある料金所での停車を利用して、ドライバーは篠塚建次郎さんにチェンジ。交通量の多いケープタウン市内を通過し、中心部にあるケープシビックセンターに13:46に到着しました。ここでは、太陽光発電によるバッテリの回復充電を行うとともに、報道陣の取材や市民の質問を受けました。そして18:30まで車両保管が行われ、その後トラックの荷室にソーラーカーを搬入・保管しました。19:30からは、ケープシビックセンターの最上階で、大会主催者と参加者全員が集うパーティが開催されました。ここではプレトリア〜ケープタウンまでのStage 1の結果が発表され、1400kmを走行したTokai Challengerが現在トップであることが発表されました。また、チーム間の親交を深めるために、バラバラの席に座るというルールが提案され、各テーブルではオーストラリア大会の様子や、相撲、芸者、コミックなど日本の文化についても話が聞かれました。また、女子中学生や高校生からお年寄りまでが参加していることから、学生たちは日本でのイメージと違う南アフリカの様子に驚いていました。
(本日の走行距離448km、ピーク発電量1.35kW、走行中の発電電力量 3.6kWh、走行後の発電量 2.9kWh、総発電量 6.4kWh、いずれも速報値)
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