朝方の木漏れ日

シャープとSDGs

経営理念とSDGs

1973年に明文化されたシャープの経営理念には「広く世界の文化と福祉の向上に貢献する」「株主、取引先をはじめ、全ての協力者との相互繁栄を期す」などの言葉で、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」に相通じる考え方が盛り込まれています。

シャープはこの経営理念の下、「事業や技術のイノベーションを通じた社会課題の解決」と「サステナブルな事業活動による社会・環境に対する負荷軽減」を両輪としたESG経営の推進により、SDGs達成への貢献を目指し、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」持続可能でよりよい世界の実現に貢献していきます。

Smart Appliances & Solutions事業本部

安全・健康・快適な生活をAIoT※1技術でサポート。人と社会に寄り添うAIoTで
人が主役となるスマートライフを実現します。

事業概要

Smart Appliances & Solutions事業本部では、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、空気清浄機など、多種の白物家電を一般消費者向け、BtoB向けにグローバルに提供し、人々のQOL向上とサステナブルな社会の実現を目指します。

主要なSDGs貢献事例

  • 消費電力が大きいエアコン、冷蔵庫、洗濯機をはじめとする、白物家電単体の省エネ技術の開発や節水を実現する穴なし層洗濯機の開発、省資源設計、「自己循環型マテリアルリサイクル技術※2」による再生プラスチックの採用拡大に継続的に取り組むとともに、ユーザーのライフスタイルに合わせて自動で省エネに貢献するAIoT対応機器を継続的に開発しています。2023年度は国内向けとして計104機種のAIoT対応機器を開発、海外ではアセアン、台湾、北米向け等、地域ごとのニーズに対応したサービスにアップデートして展開しています。
  • 社会課題の解決に他事業体とも連携して取り組んでいます。太陽光発電と家電が連携して家電の電気代を抑制する業界初※3の「Life Eeeコネクト(ソーラー家電連携)」サービスに対応するエアコン、冷蔵庫の提供を開始しました。また、高齢者や要介護者の孤立リスクへの対策が課題となっている自治体に複数社のIoT家電を活用した「IoT高齢者見守りシステムサービス」の提供を開始しました。
業界で唯一のCO2(二酸化炭素)センサー搭載やクラウド接続で省エネ・快適な環境を創るプラズマクラスターエアコン
奥行薄型で美しいキッチンの提案とAIoTによる節電強化を両立した大容量冷蔵庫

受賞・表彰歴

  • 2023年度省エネ大賞 経済産業大臣賞「ハイブリッド式乾燥を強化 ドラム式洗濯乾燥機 ES-X11B」ならびに省エネルギーセンター会長賞「『物流の2024年問題』に取り組む、つながる照明制御ソリューション」
  • PHASE FREE AWARD 2023(第3回)オーディエンス賞「発話機能付きAIoT家電」※4
左:プラズマクラスタードラム式洗濯乾燥機 ES-X11B
右:「つながる照明制御ソリューション」システム図

事業の展望・成長ストーリー

サステナブル社会の実現のため、気候変動や循環経済という解決すべき社会課題に対し、AIoTも活用した白物家電の省エネ性能向上を図り、節電・節水意識の高まりにお応えする商品・サービスを提供していくこと、また、バージンプラスチックの使用量削減に重点的に取り組んでいきます。

また、当社のAIoTはオープンプラットフォームであるという強みを活かし、他社との機器連携による快適性向上や、防災・災害時に活用すること等で新たな価値を生み出し、安心・安全な社会づくりへの貢献を図っていきます。

  • AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)を組み合わせて当社が作った造語で、AIoTにより機器やサービスが人に寄り添う世界を目指しています。
  • シャープ(株)他計6社が共同で出資している家電リサイクル会社「関西リサイクルシステムズ(株)」との共同開発。
  • 家電制御するHEMSサービスにおいて。当社調べ(2024年2月20日現在)。
  • 平常時と災害時の垣根を越えてどんな状況でも役に立つような商品・サービスを表彰する賞。
    国立研究開発法人防災科学技術研究所との共同受賞。
シャープエネルギーソリューション(株)

自然環境に優しくエネルギー創出できる太陽光発電システムを世界各国に提供し、カーボンニュートラルに貢献します。
さらに、発電エネルギーを賢く利用するエネルギーソリューション(システム/サービス)の提供を通じ、より豊かな生活を創造します。

事業概要

シャープエネルギーソリューション(株)では、創業者 早川徳次の言葉を脈々と受け継ぎ、日本国内・海外でエネルギーソリューション事業を展開しています。

国や企業によるカーボンニュートラル達成に向けた取り組みが加速する中で、適切なソリューションを提供し、脱炭素社会の実現に積極的に貢献しています。

主要なSDGs貢献事例

  • 「Life Eee コネクト」サービスの拡充
    クラウドHEMS※1サービス「COCOROENERGY」において、独自AIを活用し家電や住設機器の運転に太陽光発電システムの電気を有効活用する業界初※2の「Life Eee コネクト」(ソーラー家電連携)サービスを2023年11月に開始。対応機器をエアコン・給湯器・冷蔵庫へと展開。今後も機器の運転を最適化し、発電した電気を賢く使う「Zero Energy Home 」の実現を目指します。
  • 国内・海外で多くの太陽光発電所を建設
    豊富なノウハウと確かな技術に基づき、太陽光発電所の設計から建設、保守・メンテナンスまで一貫して手掛けています。
  • 住宅用太陽電池モジュールの発売
    高い搭載容量を実現でき、屋根に美しく調和するデザイン性を兼ね備えた「BLACKSOLAR ZERO」<NQ-230BP 他>、設置面積の大きい切妻屋根に適した高出力モデル<NU-435PP 他>を適宜発売。シャープはこれらの提供を通して、太陽光発電の更なる普及、クリーンエネルギーの創出に貢献します。
鮫川青生野太陽光発電所
設置イメージ(寄棟屋根)
設置イメージ(切妻屋根)

事例紹介

  • 小型月着陸実証機「SLIM」に搭載
    シャープが開発・製造した薄膜化合物太陽電池を搭載したJAXA※3のSLIM※4が、2024年1月20日、月面への高精度着陸に成功。着陸後も太陽電池が正常に稼働したことを確認しました。宇宙など過酷な環境でも安定稼働する技術を幅広く応用し、各種製品の信頼性向上に活かします。
小型月着陸実証機「SLIM」(イラスト、©JAXA)

事業の展望・成長ストーリー

電気自動車(EV)の充放電が可能な業界最小・最軽量※5のEV用コンバータ<JH-WE2301>を発売し、EVと住宅をつなげるV2Hシステムを構築。太陽光で発電した電気を有効に活用するため、蓄電池との連携や左記のLife Eee コネクトサービスである家電連携に加え、新たにEVもつながる「Eeeコネクト」システムの提供を開始しました。

さらに今後、EV搭載などの用途拡大や、AI制御を核に「つなぐ」範囲を拡大(家から街へ)し、クリーンでより豊かな生活の創造に貢献します。

EV用コンバータ設置イメージ
「Eeeコネクト」システム
  • Home Energy Management Systemの略。住宅で使用するエネルギーを管理・制御するシステム。
  • 家電制御するHEMSサービスにおいて。シャープ調べ(2024年2月20日現在)
  • 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構。
  • SLIM(Smart Lander for Investigating Moon)はJAXAが開発した小型月着陸実証機。
  • シャープ調べ(2024年2月15日現在)。
スマートビジネスソリューション事業本部

顧客起点のBtoBソリューション提案強化で、いつでも、どこでも、安心・安全、仕事に集中できる環境を提供し、
サステナブルな社会の実現に向けて、事業課題・社会課題の解決に貢献します。

事業概要

スマートビジネスソリューション事業本部は、デジタル複合機を中心にスマートオフィス、スマートパブリック、スマートファクトリーの3つの事業カテゴリーで構成されており、グローバルにBtoB事業を展開しています。働き方改革やデジタル化の進展など、社会環境の変化に伴って、働く現場では様々な変革が求められており、新しい付加価値やサービスを提供することでお客様が抱えるビジネス課題の解決に取り組んでいます。

主要なSDGs貢献事例

  • 省エネA4カラー複合機
    2024年2月発売のA4カラー複合機「BP-C533WD/WR」では、当社の最新A3複合機※1で採用しているトナー定着システムを、A4複合機として初搭載。トナーを紙に定着させるためのユニットの定着効率が向上したことで、素早いウォームアップ※2を実現し、業界トップクラスのTEC値※3「0.33kWh/週」を両機種で達成しました。
  • プラスチック梱包材の削減取り組み
    2024年3月より、主力製品のA3カラー/モノクロ複合機※4において、従来梱包緩衝材として使用していたプラスチック発泡材を段ボール材へ切り替えることで、プラスチック梱包材重量を60%削減しました。

受賞・表彰暦

  • カラー電子ペーパーディスプレイ「ePoster」が「2024年 iFデザイン賞」を受賞
    2023年10月発売の「EP-C251/C131」は表示した画像を保持するための電力が不要(0W)※5、本体キャビネットのプラスチック材の30%で再生材を使用、包装緩衝材にも再生材を使用する等、環境に配慮した新たなカラー電子ポスターです。
「ePoster」 EP-C251/C131

企業の社会的責任

  • 主力生産拠点がRBA VAP監査でのシルバー認定取得
    2023年9月に当本部の主力生産拠点である中国のSOCC※6およびタイのSMTL※7は、RBA(Responsible Business Alliance)が提供するVAP※8監査により労働・倫理・環境・安全衛生などのRBA行動規範への適合性評価を受け、シルバー認定を取得しました。
    各生産拠点では、VAP監査受審を機に企業の社会的責任に対する管理体制を強化し、今後も維持・改善することで、社会から信頼される企業を目指します。

事業の展望・成長ストーリー

当本部では、社会環境が大きく変化していく中で、DXによる業務/働き方改革を支援し、これからも「誠意と創意」の経営信条のもと、環境に配慮した特長的な商品やサービス、ソリューションを提供し続けることで、社会課題の解決に貢献していきます。

<解決を目指す社会課題>

  • 環境配慮型用品創出
  • 温室効果ガス排出量削減
  • 高齢化/労働力不足
  • 法的要求事項遵守
  • 物流量急増
  • 環境負荷の削減
  • ワークスタイル変化
  • 資源の枯渇防止
  • 環境社会貢献活動
  • 環境汚染防止
  • <BP-70C/60C/50C/40C/70Mシリーズ>
  • 電源を入れて最初の印刷を可能にするまでの準備工程です。
  • 「Typical Electricity Consumption」の略。国際エネルギースタープログラムVersion3.0
    基準で定められた測定方法による数値です。
  • 当社複合機 BP-70M/70C/60C/50C/40Cシリーズにおける包装材変更前後の比較です。
  • 表示書き換え時には、電力を消費します。
  • SOCC:Sharp Office Equipments (Changshu) Co., Ltd.(中国)
  • SMTL:Sharp Manufacturing (Thailand) Co., Ltd. (タイ)
  • 「Validated Assessment Program」の略。 企業の社会的責任に関する監査プログラム。
Dynabook(株)

「コンピューティングとサービスを通じて世界を変える」「人に寄り添う、社会を支える、真のコンピューティング」と
「ユーザーを起点に考えた新しい付加価値・サービス」で、より快適な社会と生活を実現します。

事業概要

PCとシステムソリューションの企画・開発、製造、販売、サポートおよびサービスを提供する事業会社として、「dynabook as a Computing」と「dynabook as a Service」の追求、それらを支えるテクノロジーの強化に取り組んでいます。

主要なSDGs貢献事例

  • 「セルフ交換バッテリー」搭載PC発売でビジネスのダウンタイム削減に貢献
    バッテリーが劣化・消耗した際、お客様自身が別のバッテリー※1に安心して簡単に交換できる「セルフ交換バッテリー」機構を採用したPCを発売しました。従来の内蔵式バッテリーのようにPCそのものを修理に出す手間や時間がかからず、「PCを使えない時間=ビジネスにおけるダウンタイム」を削減します。
  • 太陽光発電設備の設置でCO2排出削減とグリーン電力供給に貢献
    中国の自社工場Dynabook Technology (Hangzhou) Inc.の屋根および駐車場の約1万m2を利用し、太陽光発電設備(多結晶シリコンソーラーパネル、ストリング型インバーター等)を設置しました。設備容量は全体で約1,600kWで、電力の自家消費と、余剰電力の外部供給を行っています。
    また、スマートエネルギーマネジメントシステムを自社で開発することにより、エネルギー消費の見える化とリアルタイム監視を実現しました。
「セルフ交換バッテリー」機構を採用したプレミアムモバイルノートPC「dynabook X83(CHANGER)」
太陽光発電設備
スマートエネルギーマネジメントシステム

事業の展望・成長ストーリー

PCアセットモニタリングサービスの機能拡充でセキュリティ対策やAI活用による分析が可能に

Dynabookオリジナルの資産管理台帳システムで、PCの「利用者」「位置情報」「状態」を管理できます。不調検知機能により、PCの状態がポータルで確認できるため、予備機の必要台数を事前に把握したり、PC調達のタイミングを早めるなど、PC運用の効率化が可能となるサービスを提供しています。

今後はセキュリティ対策やAI活用による分析機能などの機能強化を進めていく予定です。

PCアセットモニタリングサービス
  • オプション(別売)の「セルフ交換バッテリー(L)」が必要です。
TVシステム事業本部

イノベーションの実現、健康増進・環境保護への貢献を促進し、より便利で快適な生活を提案します。

事業概要

TVシステム事業本部は、テレビやウェアラブルネックスピーカーなど、独自の特長をもつ商品を他社に先駆けて開発・販売し、AV機器の更なる可能性に取り組んでいます。基本性能である高画質・高音質への進化に加え、ESG・SDGsに繋がるモノづくりとソシューションの創出を通じて、より便利で快適な生活を提案していきます。

主要なSDGs貢献事例

  • 画質自動調整機能(環境センシング)
    明るさ・色温度センサーにより、テレビを視聴する部屋の明るさをセンシングして輝度や階調レベルを自動調整するだけでなく、外光や照明の色味の変化に応じて映像の色温度まで自動調整する機能を2024年発売モデルから搭載。これにより、目に優しく見やすい画質にするとともに、無駄に消費する電力も低減します。
  • テレビ梱包箱のダウンサイジング
    テレビの大画面化に伴い、梱包箱の体積や緩衝材の使用量も増加する傾向にあります。
    2024年発売モデルでは、輸送時の衝撃吸収・耐久性を確保した上で、プラスチック緩衝材の使用量削減、梱包箱のダウンサイジング(前衛モデル比最大17%減)に取り組みました。
    環境保全対策としてのプラスチック削減、積載効率アップによる輸送時の温室効果ガス発生量抑制に加え、国内で課題となっている物流2024年問題に対しても貢献します。
外光や照明の明るさ・色温度にあった画質に自動調整
外光の影響を受けた陰影を自然に復元
65型4Kテレビ梱包箱

事業の展望・成長ストーリー

2023年11月に開催した「SHARP Tech-Day」でAIやSDGsに焦点を当てたテレビの新機能やデバイスを展示、早期製品化を要望されるなど大きな反響をいただきました。

【主要出展内容】

  • TV AIヘルスケアトレーナー
    テレビの大画面で手軽にヨガ・フィットネス・フレイル予防体操などさまざまな用途に適応できるプラットフォームを開発。テレビに取り付けたカメラが撮影した映像をもとに生成系AIを利用したAIヘルスケアトレーナーがリアルタイムに姿勢分析を行い、アドバイスを提供します。
  • ソーラーパネル搭載テレビ用リモコン
    屋内光での発電効率が優れたソーラーパネルを搭載したテレビ用リモコンを開発。置いておくだけで充電できるため、乾電池不要で使用が可能です。
AIヘルスケアトレーナーによる姿勢分析とアドバイス
ソーラーパネル搭載テレビ用リモコン
  • トラック運転手の労働時間上限規制が強化されることで、物流停滞等が懸念される問題。
通信事業本部

通信技術を活用し、誰もが等しく、自分に合った、暮らしや働きがいのある
人間らしい仕事(ディーセント・ワーク)ができる社会を目指す。

事業概要

通信事業本部は、「通信技術を活用した、新しい価値を提供し続ける事業体」を目指し、スマートフォン・ルーターなど各種ネットワーク機器の開発やソリューション/サービスを創出する事で、多くの人々が毎日笑顔で生活を楽しめる商品やサービスを提供しています。

主要なSDGs貢献事例

  • スマートフォン 「AQUOS wish4」
    前モデルのAQUOS wish3に引き続き、筐体に再生プラスチック材を使用し、紙の使用量を削減した薄型パッケージと合わせ環境に配慮しています。また筐体に利用している再生プラスチックの割合が前モデルから増え、より環境に配慮した機種となりました。
  • スマートフォン 「AQUOS R9」
    筐体を含む外観金属パーツに再生金属材と内部パーツにバイオマス材料を採用しました。前モデルと比較して再生材品を使用したパーツを増やし、再生材品を使用したパーツの硬度も向上しています。性能、環境配慮ともに向上を目指しました。
スマートフォン
AQUOS wish4
スマートフォン
AQUOS R9

その他事例

  • 「Inforia for Hotel」
    客室インフォメーションサービスで非接触、非対面の応対や業務の効率化に貢献。
  • 5Gホームルーター「home 5G」(NTTドコモ向け)
    コンセントにつなぐだけの簡単設置で、自宅に超高速Wi-Fi環境を構築でき、テレワークやオンライン学習にも便利。
左上:Inforia for Hotel
右下:home 5G

事業の展望・成長ストーリー

私たちは、社会・環境課題の解決に貢献する商品・ソリューションの提供を続けるとともに新たな価値の提供を目指します。

発売済のメディカルリスニングプラグに加え、開発中のXRデバイスはじめ、今後もウェアラブルデバイスを拡充し、スマートフォンから事業領域を拡げることで、ライフスタイルやワークスタイルをより充実させる商品やサービスを創出していきます。

事業領域拡大のイメージ
研究開発本部

社会にインパクトを与える世界初/世界一の独自技術により、新しいエコシステムを構築し、新規事業を創出・拡大することにより、
持続可能な社会の実現に貢献します。

事業概要

研究開発本部では全社のイノベーションを支える基幹エンジンとなる革新技術の創出と、独自技術を核としたプラットフォーム構築に取り組んでいます。人と地球にやさしい社会の実現を目指して新たな事業創出に挑戦し、開発成果の早期社会実装を通じてイノベーションの実現を加速していきます。

主要なSDGs貢献事例

  • 再生可能エネルギー普及促進とカーボンニュートラルの実現
    大規模な電力貯蔵に好適な「フロー型亜鉛空気電池」を用いた蓄エネルギー 技術開発の実証開始(革新的な電力貯蔵技術の確立と早期実用化を目指す)
  • ローカル5Gを活用した自治体業務支援の実証
    ローカル 5G+8K映像伝送を用いたダムの点検管理および、災害時現場支援の検証
  • 5Gの機能拡張・性能改善
    次世代移動通信システム「5G-Advanced」の国際標準仕様策定に貢献(通信の進化による利用領域の拡大を目指す)
「亜鉛による蓄エネルギー技術」利用イメージ型
ダム点検管理のローカル5G実証実験

受賞・表彰歴

  • 2024年度 一般社団法人情報通信技術委員会(TTC)功労賞 を3名が受賞
    3GPP※1における4G/5Gシステム標準化を積極的に推進し、仕様策定に貢献したことが評価されたもの。

事業の展望・成長ストーリー

ESGに重点を置いた経営の実践に向け、One SHARPの連携・協力関係により、カーボンニュートラルへの貢献に向けた取り組みの強化や、インフラ等へのDX推進など、生活環境を快適化する成長分野における新たな事業展開の加速を進めています。

特に技術革新が進むAI技術においては、当社独自のエッジ AI技術CE-LLM※2の応用によるAIoT家電の性能革新を通じて、人と地球にやさしいイノベーションの創出を推進していきます。

社会課題が多様化・複雑化する中、サステナブルな社会および経営を実践するにあたり、変化を捉えた革新的なサービスやソリューション創出に向けた技術開発を通して、シャープの継続した成長に貢献していきます。

AIアバター
SHARP Tech-Day / CES2024出展
  • 3GPP(Third Generation Partnership Project)は、4G/5Gを扱う移動通信システムの仕様の検討・策定を行うプロジェクト。策定された仕様は日本の移動通信システムに広く採用されている。
  • CE-LLM(Communication Edge-LLM)はシャープの登録商標です。