チームは8時にエリオット近郊をスタート。学生ドライバーの伊藤樹さん(工学部動力機械工学科2年)が運転する車両は、砂嵐に見舞われながらも順調に走行し、10時5分に30分のコントロール・ストップ地点となるボロニアックに到着しました。
ここでドライバーが篠塚さんに交代し、次のポイントとなるバロークリークには12時55分に着き、10分間停車。
昨日はコントロール・ストップでまごつく所もあったメンバーですが、今日は短いストップ時間でも手際よく作業を実施。ポイントに入ってくる車両の誘導やドライバー交代といった作業のほか、ソーラーパネルに付いた砂ぼこりを拭き取り、太陽光に向けてパネルを傾けるなど、さまざまな作業を効率良く行っていきました。
ドライバーの徳田光太さん(工学部動力機械工学科4年)の運転で13時05分に出発した車両は、16時04分にレースの中間地点でもあるアリススプリングスに到着。この区間では午前中の砂嵐もすっかり晴れて、順調にコースを進んでいきました。30分のストップとなるアリススプリングスでは、トップで到着した車両を一目見ようと集まった市民や地元メディアが集まりました。その後16時34分にチームはアリススプリングスを出発し、規定の17時に郊外40kmの地点まで到達しました。
今日の走行距離は725km。2位のミシガン大学チームとは約100kmの差が付きました。砂嵐という悪天候に見舞われながらも、チームは順調にレースを進めています。
1日の走行を終え、学生たちを指導する木村英樹教授(工学部電気電子工学科)は「午前中は悪天候だったため、太陽光発電の出力も上がらずスピードを落としての走行となってしまいました。それでも午後からは天候が回復し、平均時速の100km/hを保つことができました。これからは比較的下りが続くコースなので速度が伸ばしやすいですが、風も強くなる傾向にあるので、充分に気をつけてレースを進めていきたい」と語りました。
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アリススプリングスにて
太陽光に向けてパネルを傾ける学生の皆さん

峡谷を走る「Tokai Challenger」
順位:1位
総走行距離:1,531km
<化合物太陽電池 発電状況>※
朝方発電量:1.297kWh
昼間発電量:10.947kWh
夕方発電量:0.991kWh
ピーク発電量:1.69kW |
※ | 日射強度、入射角度、日照時間等のデータが無い状態での計測値となります。 |
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