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シャープ製 太陽電池を搭載した東海大学チームのソーラーカーが「サウス・アフリカン・ソーラーチャレンジ2010」に参戦
ソーラーカーチャレンジ2010トップ > 2010年10月1日 バドプラスに到着しました。
2010年10月1日
バドプラスに到着しました。
10月1日(金)快晴 リチャーズベイ〜バドプラス
厳しい走行条件の中、目的地を目指す「Tokai Challenger」
コントロールストップにて「Tokai Challenger」のメンテナンスの様子

バドプラスにて記念撮影

今日はリチャーズベイのプロテアホテルをソーラーカーTokai Challengerは8:00に出発し、バドプラースを目指しました。瀧淳一さん(工学部動力機械工学科2年)は、「はじめて来た南アフリカで自分たちが作ったソーラーカーが、本当に走りきれるのか最初は不安でした。各自が担当する仕事を果たすことで今日までに3000km以上を走破し、なんとかゴールに近づくことができたのはうれしい。」とレース前に語りました。マイコンの動作が安定したこともあり、第一ドライバーは徳田光太さんが担当。コントロールストップがあるパウルピエッターバーグに向かいます。しかし、これまでは比較的整備が行き届いた高速道路を走行しましたが、コースのほとんどは一般道となっています。信号や交差点などが多く、ほとんどが片側1車線となっています。また、舗装状態が悪いところもあり、陥没しているとところも数多くありました。さらに路面には、木の枝や小石などもあり、パンクする危険性が高いコースとなっています。さらに、コースが複雑で右折、左折などを繰り返さなくてはならず、ミスコースしないように慎重に走行しました。途中で、アブノーマルトレーラー(巨大トレーラー)との行き違いや追い越しなどもあり、非常に神経を使いました。11:18、1300m以上の峠を一気に登り切り、261kmを走行してコントロールストップが設定されているパウルピエッターバーグに無事到着しました。ここで、ドライバーは伊藤樹さんに交代。ここから、さらに標高1800mの峠を目指します。しかし、街の中を走行する際に通過するバンプ(車の速度が出ないようにするための出っ張り)や、センターラインを示す金属製の鋲などが多く、厳しい走行条件が続きます。そして、13:14についに右フロントタイヤがパンク。路肩に停止してタイヤホイール交換を行いました。6分間で交換を終え、再びレースを続行しますが、その11分後に、今度はリヤタイヤのトレッド面が剥離しました。立て続けのパンクでしたが、こちらも8分間でレースに復帰。目的地を目指します。そして、14:48にバドプラースのフォーエバーリゾートinバドプラースになんとかたどり着くことができました。今回のサウス・アフリカン・ソーラー・チャレンジのテクニカルアドバイザーを務めるSidd Bikkannavar氏(アメリカ航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所)は、「Tokai Challengerはオーストラリアのストレートコースでは速かったが、この南アフリカ4000kmの長いコースで、多くの急勾配やコーナーを完全に走破することができているのを実際に見ることができて、大変興奮しています。東海大学チームは車体名と同じようにチャレンジングなチームです。今回のレースでTokai Challengerの耐久性が高いことは証明できたといえるでしょう。2012年大会にもぜひ参加して欲しいです。」とチーム監督の木村英樹教授に話していました。レース後には、上り坂で消費したバッテリをいつも通りに太陽電池で充電し、夕方には80%の残量に戻すことができました。これで、明日の最終日を万全の体制で迎えることができそうです。
(本日の走行距離472km、ピーク発電量1.43kW、走行中の発電電力量 7.4kWh、走行後の発電量 1.3kW、総発電量 8.7kWh、いずれも速報値)
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