「メガフリーザー」で食材をたっぷり保存
「メガフリーザーシリーズ」というだけあって、冷凍庫の容量は189L※1!大きなものも入りますね\(^o^)/
加治木:共働きで忙しい家庭が増えている中、まとめ買いや作り置きされる方が増えていますし、冷凍食品も年々充実していますから、冷凍庫のサイズを決めるのに時間をかけました。さまざまな冷凍食品のサイズを測って、ちょうどいい深さはどれくらいか調べたんですよ。
3段構造で収納もしやすそうです(^o^) 1段目の「4切り(しきり)名人」はなかなかのアイデアですね!
長濃(構造担当):冷凍食品を立てて収納したい、というところから生まれたアイデアです。平積みをすると下のものがなかなか取れないし、仕切りがないと立てて入れても倒れてしまう。そこでどういう仕切りをつくろうかと構造グループで考えていたところ、製図で使う「ドラフター」からヒントを得てこの形になりました。
構造担当の長濃さん
縦・横自由自在、スムーズに仕切ることができて、便利です。家族でスペース分けして使うのもいいかもしれませんね。2段目は「おいそぎ冷凍」や「熱いもの冷凍」ができるスペースなんですね。
藤岡(技術担当):2段目に冷気の出口があり、熱伝導に優れたステンレストレーを置くことにより、急速に冷凍できるように設計してあります。急速冷凍する食材は、肉など薄いものが多いので、このスペースに収めました。
動画で見る「大容量冷凍室 メガフリーザー編」
キレイな空気でうるおいを保って、食材長持ち!チルドルーム
チルドルームにはおいしさが長持ちするような工夫がされているんですよね。
加治木:チルドルームは下から間接的に冷やす構造となっており、冷気が直接当たらないため食材が乾燥せず、鮮度が保たれるようになっています。また、チルドルーム専用のプラズマクラスターイオン発生ユニットを搭載し、雑菌を除菌※3してチルドルーム内を清潔に保ちます。
藤岡:プラズマクラスターを搭載した機器、例えば空気清浄機などは、イオンを風に乗せて循環させます。しかし、食材に風が当たると水分が奪われ乾燥し鮮度が低下いたします。このチルドルームは間接冷却で冷やすため、チルド室内はうるおいを保つことができ鮮度が長持ちします。そのため、気密性の高い密閉空間で無風状態を保って、イオンを放出するプラズマクラスターユニット+周辺構造を開発いたしました。
ファンレスだと、イオンが吐き出し口に溜まりそうですが……?
藤岡:イオンは濃度が均一になるよう電界によって拡散していく動きをするので、その心配はありません。イオンの吐き出し口をチルドケースの真ん中、少し高めに設置することで、ケース全体にイオンが分布するように工夫をしました。
冷蔵技術担当の藤岡さん
動画で見る「プラズマクラスターうるおいチルド編」
再生動画はSJ-GX55Dを使用していますが、機能についてはSJ-GX55Eも同様です。
野菜をフレッシュに!「雪下シャキット野菜室」
野菜室は、雪国で野菜を雪の下において長期間鮮度を保つ方法を再現したそうですね。
加治木:野菜室の上部に「うるおいガード」があり、直接冷気が入らない構造になっています。さらに、上下左右と後部の5面で間接的に冷却することで、雪下で保存するように冷たく密閉し、低温・高湿環境で鮮度を保ちながら保存できます。
雪下シャキット野菜室 構造イメージ
水分減少率(7日間保存)※4
※4 新製品SJ-GX55E「雪下シャキット野菜室」と当社従来製品SJ-PF47B(2015年度機種)従来野菜室との当社試験比較。外気温20℃、ラップなし、ドア開閉なしで7日間保存。野菜の種類や状態、収納量などにより効果は異なります。
野菜室が真ん中にあるので、取り出しが楽ですね。ただ、他の冷蔵庫に比べると野菜室が小さいような気がするのですが……(・_・?)
藤岡:正面から見ると野菜室が小さく見えますが、引き出すと奥行きがあるでしょう?野菜室の奥に冷気ダクトや部品などを置かず、スペースをできるだけ広く取りました。野菜室を引き出して他社のものと比べてみると大きさが変わらないことがわかりますよ。