掃除機にもコンピュータ!?
妹尾(ソフト開発担当):掃除機はモーターでファンを回転させて、発生する気流でゴミを吸引しています。このモーターを使いこなすには、かなりのノウハウが必要です。人間の個性のようにモーターにもそれぞれ特長があります。掃除機開発は、まずこれを調べるところから始まるんですよ。
掃除機開発にもプログラミング知識が欠かせないと話す妹尾さん。ロボット掃除機“ココロボ”も担当したソフト開発のベテラン
今回は、従来機種「POWER CYCLONE FREED」と同じモーターだから開発も楽チンですね(^^♪
妹尾:そう簡単ではありません!吸い込み口から、ダストカップまでの距離や形状が異なるため、モーターのチューニングが必要でした。プログラムでモーターの回転速度を変えながら吸引力を実測していきます。
杉本:モーターを早く回せば回すほど、吸引力が上がるわけでもありません。最適な回転速度を見つけるのは、難しい上に、掃除機の性能を決める重要な部分です。
それは失礼しました。(._.)
妹尾:また、「RACTIVE Air」は充電池で動きます。フル充電時から電池のパワーは徐々に低下します。一方、吸引力は一定に保たなければいけません。実は本体にマイクロコンピュータ(マイコン)を組み込みモーターを細かく制御しています。
本体は軽量化されていても中身は高性能なんですね。
- こだわりの
ポイント2 - “掃除機性能に妥協なし”
- 大風量ターボモーターを「RACTIVE Air」独自にチューニング。遠心分離サイクロンで微細なハウスダストまで強力に吸引。
- 充電池は、標準モードで約30分使用可能。
道具としてのデザイン
「RACTIVE Air」で掃除をすると何だかいつもより上手く掃除ができそうですね。
松島(デザイン担当):今回は、ランニングシューズやテニスラケットのような“スポーツギア”を参考にデザインをしました。スポーツでは、道具が良いとモチベーションが上がって、結果も良くなったりしますよね。そんな、気分をアゲてくれるデザインを目指しました。
「RACTIVE Air」 のベストアングルを語る松島さん。スポーツ経験は自転車からウインドサーフィンまで幅広い
ドライカーボンのパイプ部分はまるで自転車を思わせます。(๑•̀ㅂ•́)و✧
松島:もちろん意識しています。私自身がスポーツ好きで、自転車にもよく乗ります。素晴らしい道具が持つ機能美に少しでも近づきたいですね。
カラーリングにもこだわりがありそうですね
松島:スポーツウエアを意識したアクティブな色合いにしました。カーボンパイプからハンドルにかけてのフォルムは、自然をお手本にしたエレガントな美しさを意識しています。
※ シャープのデザインについて詳しくは、こちらの特設webページをご覧ください。
- こだわりの
ポイント3 - “掃除が楽しくなるデザイン”
- お気に入りのランニングシューズのような気分をアゲてくれるデザイン。
- スポーツウエアのようなアクティブなカラーリング。