使う人に寄り添うAIoT※1機能
AIoT機能も何か変更した点はありますか?(^・^)
岡部(AIoT機能担当):今回デザインの変更に合わせて、庫内の操作パネルはユーザーが使いやすいようなボタン配置に変更しました。また、「設定が難しい」というお客様の声が多かったので、設定しやすいように音声アナウンスやパネル表示でモード設定の状態を確認できるようにしました。
庫内の操作パネルについて説明するAIoT機能担当の岡部さん
田頭:これまでは、モード設定状態をLEDの点灯・点滅で判断する必要がありましたが、7セグメントディスプレイの数字表示が搭載されているので格段にわかりやすくなったと思います。
- ※1 「AIoT」は、AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)を組み合わせ、あらゆるものをクラウドの人工知能とつなぎ、人に寄り添う存在に変えていくビジョンです。「AIoT」はシャープ株式会社の登録商標です。
音声対話の新たな機能についても教えてください。
岡部:どうやったら冷蔵庫と話せるようになるのかわからないというお客様が多かったので、今回インターネットに接続したときに、使い方をレクチャーするガイドが流れるようにしました。
新モデルは、庫内の清掃性を改善
関連するSDGs項目:
2022年2月から順次発売の新モデルについてお聞きします。どんな仕様や機能が追加されたのでしょうか?
高濱:ドアの仕様については、今回、好評だった「メタルドア」とお客様に根強い人気の「ガラスドア」の2種類のドア素材に「木目調ハンドル」を組み合わせた仕様で、「メタルモデル」のMF/MWシリーズ、「ガラスモデル」のGKシリーズが登場し、さらにGKシリーズ/MFシリーズには定格内容積が504Lのモデルも増えました。
岡部:また、音声対話の新たな機能として「使いかたナビ」が導入され、季節に応じた冷蔵庫のお手入れ方法や、節電モードを設定していないお客様にご案内をする機能が増えました。
高濱:あと、野菜室に抗菌お手入れトレーを追加するなど、庫内の清掃性を改善しました。さらに、ガラスモデル(GKシリーズ)は天面にのみ設置していたLEDを背面にも配置して、昼間は庫内のすみずみまで明るく、クラウドにつなぐと夜の時間帯は目に優しいモードに切り替わるようにしました。
一色:庫内の奥にある食材は見づらくて、どうしても食品ロスにつながってしまいます。奥行を薄くしたことで取り出しやすくなりましたし、背面照明でさらに見渡しやすくなりました。冷蔵庫は、効率的に使っていただくことによって食品ロスを防ぐことができる、まさにエコにつながる商品だと感じました。
左から<SJ-GK50J-T/GK46J-R>、<SJ-MF50J-H/MF46J-W>、<SJ-MW46J-H/W>
野菜くずを手前のトレーに集めて捨てるだけでかんたんお手入れできる抗菌※2お手入れトレーを追加
- ※2 【試験依頼先】(一財)ボーケン品質評価機構(JNLA2021K0657)他【試験方法】JIS Z 2801 抗菌性試験【抗菌方法】銀イオンによる【試験結果】99%以上の抗菌効果
今後は、どういった冷蔵庫やキッチン家電をつくっていきたいですか?
一色:冷蔵庫をはじめとするキッチン家電をつくるにあたって、機能やデザインはもちろん、思い出に残るような食事シーンを提供したいと思っています。自分たちがつくった商品がみなさんの思い出や頭の片隅に残るような商品をつくっていきたいです。
高濱:奥行薄型という今までにない訴求ポイントで打ち出した冷蔵庫で評価をいただき、うまく潜在ニーズを振り起こせたのかなって思っています。今後も今までになかった、かゆいところに手が届くような商品企画をできればと思います。
長谷川:今は最上位モデルのみ薄型大容量なので、中型機種にも展開していきたいと思っています。私は特にドアを担当していますので、これからも目立つようなデザインの冷蔵庫を実現したいです。
田頭:お客様が求めるものは省エネや機能、デザインなどいろいろあります。どれかに特化するのではなくて、できるだけ多くのお客様に気に入ってもらえるような、トータルバランスの優れた商品づくりで、ニーズにうまくお応えしたいです。
岡部:冷蔵庫はどの家庭にもあって、生活に不可欠なものです。AIoTはまだまだ生活に寄り添える余地があると思うので、そうした機能を生み出していきたいと考えています。
どうもありがとうございました。