吉岡：以前から当社のドラム式洗濯機は「省エネ、節水、低騒音かつラク家事」を目指しており、今回も「ハイブリッド乾燥NEXT」や「無排気乾燥方式」を採用することで省エネ・低騒音を実現し、マイクロ高圧シャワー搭載によって節水を実現しています。また、メガマウス投入口や自動お掃除等で負担なく効率的にお洗濯いただけます！最近は、光熱費や水道代の高騰を背景に、今まで以上に当社ドラム式洗濯機の省エネ性や節水性を評価いただいています！

吉岡：乾燥については乾きムラや衣類傷み、運転音や電気代までとことん抑える乾燥機能にこだわりました。例えば厚手のパーカーやジーンズは、結構乾き残しがありますよね。ヒーター式の乾燥機のように高温にすれば早く乾きますが、温度が高いと衣類が傷みますし、電気代も高くなります。この省エネでありながら乾きムラをなくすという課題を解決したのが今回の「ハイブリッド乾燥NEXT」です。また、「無排気乾燥方式」にて蒸気を機外に放出せず、循環させることで熱エネルギーのムダを抑えながら、低騒音を実現しています。

藤井：「ハイブリッド乾燥NEXT」では、乾燥運転の開始時から湿度センサーと温度センサーが衣類の素材を見極めて、乾燥運転を制御する機能を追加しました。ヒートポンプとサポートヒーターを同時にAI制御し、衣類の温度を約60℃に保ちながら温かくふんわりした状態をキープすることで、パーカーなどの乾きにくい衣類の乾きムラを抑制しています。
また、ヒーター使用時はコンプレッサーの回転数を落とす制御も行うことで消費電力量も抑えました。

吉岡：お手入れの手間を省いて、快適に使っていただきたいという思いから搭載しました。以前からの乾燥フィルターや乾燥ダクトの自動お掃除機能もホコリ詰まりを軽減することで乾燥性能低下を抑え、乾燥時間が延びないようにしています。
それと今回、排水フィルターが新しく「するポイフィルター」になりました。以前もゴミのキャッチ率は高かったのですが、集めたゴミが絡まりやすくてお手入れが面倒でした。そこで、マンタのエラ構造を応用し、するっとゴミが取れるフィルターを開発しました。

吉岡：マンタは捕食時にエラから水を排出してプランクトンをうまくキャッチします。その原理を応用しました。本当にゴミがするっと取れるので、「このフィルターだけ販売して欲しい」というお声もいただいています（笑）。

吉岡：はい。使えるかどうかのテストも技術部が一つ一つやってくれました。

藤井：さまざまなメーカーのものをテストしました。メーカーや商品によって粘度などの特徴が異なるため、それらを試していくのは大変な仕事でした。