※ 売上高には「エレクトロニクス機器」と「電子部品等」とのセグメント間の内部売上高または振替高を含んでいます。また、前期より従来のICをLSIに名称変更すると共に、その一部をその他電子部品等に含めた表示に変更しています。これに伴い前年同期の売上高・営業利益についても変更後の部門別区分により組替えて表示しています。 詳しくは補足資料(PDF:30KB)をご参照ください。
「AV・通信機器」部門の売上高は、前年同期比24.0%増の2,966億円となりました。 液晶テレビが大型モデルを中心に売上げを伸ばしたほか、携帯電話も好調に推移しました。 液晶テレビの販売高は、前年同期の約1.4倍の1,175億円、台数ベースでは約1.5倍の112万台となりました。 当第1四半期においても、引き続き大型モデルが順調に売上げを伸ばしました。当社の液晶テレビ全体に占める30型以上の台数構成比は、昨年度の第1四半期は約32%でしたが、当第1四半期は約45%に高まりました。液晶テレビの店頭での価格は、1年前と比較すると30%程度の下落となりましたが、当社の第1四半期の平均販売単価については、こうした大型の販売比率の上昇に加え、ハイビジョン放送信号と同じ207万画素の高精細表示が可能なフルハイビジョンモデルの伸長もあり、前年同期に比べ約4%の下落にとどまりました。これから年末にかけて、大型モデルに対する需要は、さらに高まっていくと見ております。 携帯電話の販売高は、前年同期比約24%増の1,316億円、台数ベースでは約22%増の347万台となり、金額・台数とも四半期ベースで過去最高となりました。ワンセグ放送対応の「AQUOSケータイ」やFOMA(R)の新モデルなど、国内向けに新たに投入した高付加価値端末を中心に売上げが伸長しました。 「電化機器」部門の売上高は、前年同期比0.2%増の577億円となりました。 ウォーターオーブン「ヘルシオ」や、ドラム式洗濯乾燥機などの特長商品は伸長しましたが、天候の影響などによりエアコンが低迷し、「電化機器」部門トータルの売上高は、ほぼ前同並みとなりました。 「情報機器」部門の売上高は、前年同期比3.8%増の1,068億円となりました。 通信融合端末やフルカラー複合機が好調に推移しました。 「情報機器」部門の売上高は、パソコンの販売が減少したことから、前年同期比4.7%減の1,013億円となりました。 その結果、これら商品3部門を合計した「エレクトロニクス機器」の売上高は、前年同期比13.0%増の4,558億円となりました。
「LSI」部門の売上高は、携帯電話やデジカメ向けにCCD・CMOSイメージャが伸長し、前年同期比8.6%増の463億円となりました。 「液晶」部門の売上高は、前年同期比36.9%増の2,317億円となりました。 当第1四半期は、「AQUOS」の販売が拡大したことや、画面サイズの大型化が進んだことから、大型液晶の売上げは大きく伸長しました。また、中小型液晶についても、システム液晶が携帯電話向けを中心に好調に推移し、前年同期を上回る結果となりました。 なお、テレビ用の液晶パネルの価格については、32型を中心に期初の想定以上に下落しましたが、今後、年末商戦向けの需要拡大が見込まれることから、下げ幅は緩やかになると見ています。 「その他電子部品等」部門の売上高は、太陽電池が伸長したことにより、前年同期比12.6%増の772億円となりました。 なお、当第1四半期の太陽電池の販売高は、約18%増の387億円となりました。 その結果、これらデバイス3部門を合計した「電子部品等」の売上高は、前年同期比26.7%増の3,552億円となりました。 *「FOMA」は株式会社NTTドコモの登録商標です。