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<2013年(平成25年)3月期  第1四半期決算>
決算資料

「部門別連結売上高 / 営業利益」

各部門の売上高には、「エレクトロニクス機器」と「電子部品」とのセグメント間の内部売上高または振替高を含んでいます。

売上高、営業利益ともAV・通信機器部門、液晶部門の2部門における減少が大きく、全社の売上高、営業利益の悪化は、ほぼこの2部門によるものとなっています。

(1)AV・通信機器

売上高は前年同期比45.1%の1,341億円、営業利益はマイナス202億円となりました。
2013年3月期の通期予想は、足下の状況、並びに今後の販売見通しなどを勘案し、売上高を前年比65.0%の6,900億円、営業利益をマイナス170億円に見直しています。

〈液晶テレビ〉
主要商品である液晶テレビは、ASEANなど新興国における販売が好調に推移したものの、中国での販売低迷に加え、国内で大幅な需要の減少に見舞われました。この結果、売上高は前年同期比50.4%の777億円、販売台数は50.6%の166万台にとどまりました。
引き続き厳しい市場環境が続きますが、2013年3月期の下期からは国内市場でも需要の落ち込みのボトムアウトが期待されること、また、大きな成長が見込まれる新興国での事業拡大に取り組むことで、2013年3月期の上期を底にした回復を図っていきます。
2013年3月期 通期の売上高は前年比60.2%の3,500億円、販売台数は65.1%の800万台に見直しています。
〈携帯電話〉
携帯電話については、国内における海外携帯メーカーとの競争激化、主要デバイスの供給不足などもあり、売上高が前年同期比31.6%の292億円、台数ベースでも36.9%の77万台となりました。
今後とも、使い易いユーザーインターフェースやIGZO液晶を搭載したモデルなど特長端末を市場に投入し、売上挽回に取り組みます。
2013年3月期 通期の売上高は前年比78.5%の2,400億円、販売台数は81.8%の630万台に見直しています。
(2)健康・環境機器

海外市場でエアコンや冷蔵庫などの販売が堅調に推移したことから、売上高は前年同期比105.3%の782億円、営業利益も122.7%の82億円となりました。2013年3月期の通期予想は、期初予想を据え置いています。

(3)情報機器

景気の不透明感による企業の投資抑制の影響などを受け、売上高は前年同期比97.9%の647億円、営業利益は、前期の在庫を消化したことによる収益悪化もあり、前年同期比40.0%の23億円となりました。
今後は、電子黒板やマルチディスプレイなどの販売体制強化に取り組み、事業の拡大を図ります。
2013年3月期の通期予想は、売上高を前年同期比104.5%の2,900億円、営業利益を79.3%の220億円に見直しています。

(4)液晶

売上高は前年同期比77.6%の1,459億円、営業利益は、中小型液晶の収益悪化などもあり、マイナス634億円となりました。第1四半期は、中小型液晶において大手ユーザーからの受注がずれ込んだことなどから、工場の操業度低下がありました。また、大型液晶では、堺工場の稼動率を30%程度まで落とし、在庫の適正化に最優先で取り組みました。その結果、同部門の売上と利益は、ともに前年同期から大きく減少することとなりました。

〈中小型液晶〉
スマートフォンやタブレットなど、高精細パネルに対する需要が拡大する中、当社の中小型液晶は、ユーザーより高い評価をいただいています。
Windows® 8の発売により、今後の需要拡大が期待される高性能端末向け液晶の受注拡大を図るとともに、顧客サポート体制の拡充により、新規ユーザーへのデザインイン活動を強化し、事業拡大と収益改善に努めます。
〈大型液晶〉
今後の需要動向を見据えた生産および販売の推進と在庫適正化の取り組みを強化するとともに、鴻海グループとの協業加速による工場の安定操業とコストダウン、外販強化に取り組み、早期の収益改善をめざします。

2013年3月期の通期予想は、液晶部門トータルの売上高を前年同期比124.8%の9,000億円、営業利益をマイナス1,050億円に見直しています。

(5)太陽電池

売上高は前年同期比81.8%の419億円、営業利益はマイナス69億円となりました。
国内は住宅用を中心に堅調に推移したものの、海外では市場環境悪化と競争激化に伴う価格下落が進展しました。足下では、好調な住宅用に加えて、2012年7月からスタートした再生可能エネルギーの全量買取制度を背景にメガソーラー計画など発電事業に関わる受注案件も増加しています。当社は、単なるセル・モジュール販売のみならず、設計、施工、発電、メンテナンスなどの幅広いバリューチェーンでの事業拡大に取り組んでいきます。
2013年3月期の通期予想は、期初予想を据え置いています。

(6)その他電子デバイス

カメラモジュールの販売増などにより、売上高は前年同期比104.2%の474億円となりました。一方、営業利益は、液晶テレビを中心としたデジタル家電向けデバイスの価格競争の激化などがあったことから、マイナス50億円となりました。今後は、カメラモジュールに加え、LEDなどのライティングビジネスの販売強化を図ります。
2013年3月期 通期の売上高は前年同期比109.2%の2,600億円、営業利益は0円に見直しています。

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