CSR・環境

温室効果ガスの排出抑制

温室効果ガスの排出抑制

  • ※ 自己評価 ★★★:目標を上回る成果があった ★★:目標を達成 ★:一定の成果があった
2017年度の目標 2017年度の実績 自己評価
エネルギー消費原単位改善率:20%
(基準年:2012年度)
エネルギー消費原単位改善率:18%
(基準年:2012年度)
2018年度の重点取り組み目標 エネルギー消費原単位改善率:20%
(基準年:2012年度)

シャープグループの温室効果ガス排出量を抑制

シャープは低炭素社会の実現に貢献するため、事業活動に伴う温室効果ガス排出量の抑制に取り組んでいます。2017年度のシャープグループの温室効果ガス排出量は前年度比6.4%削減(-65千t-CO2)となりましたが、2012年度比のエネルギー消費原単位の改善率は18%にとどまりました。

各工場では生産設備をはじめ、電気・ガス・水などを供給するユーティリティ設備に至るまであらゆる設備に踏み込んでエネルギー使用の効率化を推進し、温室効果ガスの排出量を抑制しています。特に液晶ディスプレイや電子部品を製造する工場では、生産・技術・環境部門が連携して固定エネルギーの削減に取り組んでおり、インバーター※1機器の導入やクリーンルーム※2空調の最適化などを実施しています。今後は、省エネ施策のさらなる推進と事業拡大に伴う生産効率の向上を目指します。

  • ※1 モーターの回転数を制御する装置
  • ※2 温度・湿度・清浄度が一定に保たれた部屋

温室効果ガス排出量の推移

エネルギー消費原単位の推移(2012年度基準)

  • ※3 

    ・2017年度実績から、電力購入に伴う係数を電気事業者別排出係数に変更しました。

    ・2017年度実績について、2016年度と同じ係数を適用した場合のグループ全体の温室効果ガス排出量は991千t-CO2)で、エネルギー起源CO2排出量は896千t-CO2

  • ※4 HFC類、PFC類、六フッ化硫黄(SF6)、三フッ化窒素(NF3

温室効果ガス排出量の地域別内訳(2017年度)

取り組み事例

再生可能エネルギー導入による温室効果ガス削減の取り組み(中国)

工場の屋根に設置された太陽光発電システム

中国の生産拠点NSECでは、2.2MWの太陽光発電システムを設置し、2017年10月より運転を開始しました。工場の屋根に敷き詰められた約8千枚の太陽電池モジュールにより発電される電力は、NSECの年間電力使用量の約25%を賄うことができます。また、一般家庭に換算すると約560軒分※1の電力に相当します。

2016年11月の「パリ協定※2」発効以降、各国が温室効果ガス削減の取り組みを進める中、特に中国政府は国策として再生可能エネルギーの導入を積極的に推進しています。当社は、 NSECの事例をモデルケースとして、太陽光発電システムによる再生可能エネルギーの普及拡大に努めます。

  • ※1 一般家庭の太陽光発電システムを4kWとして試算
  • ※2 温室効果ガス削減に関する国際的枠組み