
金融危機に端を発した世界同時不況により、2009年3月期は、当社においても上場以来の赤字決算を余儀なくされるなど、大変厳しい経営環境となりました。
これに対し、特長商品の創出などの販売強化に加え、2009年2月に発表した人員体制の見直しや、液晶工場の再編、総経費2,000億円削減などを含む緊急業績改善対策に全社挙げて取り組み、厳しい経営環境下においても黒字化を実現できる体制の構築を強力に推進してきました。
期初からの段階的な売上状況の改善と総経費の削減により、2009年6月単月で営業黒字とすることができました。しかし、第1四半期の3ヵ月累計では、残念ながら、赤字にとどまりました。
2010年3月期 第1四半期の売上高は、前四半期(2009年1-3月期、以下、前期)比108.9%の5,982億円となりました。
営業利益は、前期のマイナス903億円との比較では643億円の大幅な改善となるマイナス260億円となりました。
経常利益も、営業利益同様、前期のマイナス1,041億円からマイナス301億円へと、740億円の改善となりました。
なお、当第1四半期の特別損失は102億円となり、前期の506億円から404億円減少しました。これは、特別損失の内、事業構造改革費用が96億円と、前期の356億円から260億円減少したことが大きな要因です。その結果、四半期純利益も、前期比で628億円改善のマイナス252億円となりました。


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