2010年3月期の売上高は、前年度比96.8%の2兆7,559億円となりました。 2010年3月期は、エコポイント制度といった経済対策などによる国内市場の回復も見られましたが、熾烈な価格競争による市場価格の下落や円高の影響があるなど、総じて厳しい経営環境が続きました。こうした中、当社は高画質・低消費電力の液晶テレビ「LED AQUOS」や、プラズマクラスター技術搭載商品、太陽電池など健康・環境関連機器の販売拡大に取り組みました。 その結果、売上高は2009年3月期(2008年度)の第4四半期を底として着実に回復し、円高の影響1,180億円を除けば、前年度比でほぼ横ばいのレベルとすることができました。 営業利益は、前年度の554億円の赤字から1,073億円改善の519億円となりました。これには、製造原価におけるコスト削減の取り組みに加え、緊急業績改善対策による経費削減実績が2,138億円となり、当初の年間削減目標である2,000億円を達成したことが寄与しています。 経常利益は前年度の824億円の赤字から1,134億円改善の309億円に、当期純利益は前年度の1,258億円の赤字から1,302億円改善の43億円となりました。