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<2010年(平成22年)3月期  決算>
決算資料

「主要商品 / デバイスの状況」
(1)液晶テレビ / 液晶

2010年3月期(2009年度)の液晶テレビの売上高は前年度比91.4%の6,668億円、販売台数は前年度比101.8%の1,018万台となりました。
2011年3月期は、当社独自の液晶パネル技術「UV2A技術」「4原色技術」などを搭載した3Dテレビを早期に市場投入し、さらなる事業拡大を図ります。
また、海外市場では、国内同様、新技術パネルを搭載した「LED AQUOS」の販売拡大に取り組むとともに、欧米地域や需要が急拡大する中国や新興国など、各地域の市場ニーズに適した設計から生産までの地産地消体制の構築を推進していきます。
2011年3月期の液晶テレビの売上高は前年度比123.0%の8,200億円、販売台数は前年度比147.2%の1,500万台を見込んでいます。

大型液晶では、2010年3月期に引き続き、2011年3月期も液晶パネルの需給環境が堅調に推移すると見ています。また、LEDテレビや3Dテレビの拡大が加速していく新たな流れの中、これら新技術に相応しい高精細・高輝度パネルの需給は逼迫すると予想されます。当社は、この高性能パネルの旺盛な需要に応えるため、「UV2A技術」「4原色技術」などの独自の液晶パネル技術で優位性を持つ堺工場での生産能力倍増(マザーガラス投入能力:月36,000枚→72,000枚)を当初計画の2010年10月から7月へ前倒しします。
中小型液晶については、2010年3月期は価格下落やコモディティ化の加速など、厳しい事業環境の影響を受け、既存ビジネスのコスト構造の抜本的な改革に取り組みました。また、高付加価値事業への転換を図るため、新たな市場開拓や技術開発に取り組んでいます。先般発表した業界最高輝度のタッチパネル付3D液晶ディスプレイは、当社の強みであるCGシリコン技術を進化させた高精細パネルです。ゲームやデジタルカメラをはじめ今後の拡がりが期待されるスマートフォンや電子書籍端末向けにもデザインインを進め、中小型液晶事業の売上規模拡大と収益向上を図っていきます。
2011年3月期の液晶の売上高は、前年度比116.1%の1兆300億円を見込んでいます。

(2)携帯電話

2010年3月期は、当社の特長デバイスである高画質CCDカメラやソーラーパネルなどを搭載した独自商品を中心に、日本や中国などで販売拡大とシェア向上を図りました。その結果、2010年3月期の携帯電話の売上高は前年度比103.9%の4,544億円、台数ベースでは前年度比106.3%の1,054万台となりました。
2011年3月期は、国内市場では、市場ニーズの二極化に対応し、スマートフォンなど高機能端末市場への新商品投入と普及価格帯端末のラインアップ拡充を推進します。海外市場では、中国において3G携帯電話の販売拡大を図り、主要都市から地方都市への販売網拡大、コスト力のあるローカルフィット商品の市場投入に取り組みます。また、欧米において、スマートフォンなど高機能端末を投入し、本格的な市場参入とブランド構築に取り組んでいきます。先般発表のマイクロソフト社と共同開発したスマートフォンは、当社の携帯端末開発技術や液晶技術と、マイクロソフト社のクラウドサービスやソフトウエア技術の融合により実現した先進端末で、欧米向け戦略商品の第一弾です。
2011年3月期の携帯電話の売上高は前年度比111.1%の5,050億円、台数ベースでは前年度比129.9%の1,370万台を見込んでいます。

(3)太陽電池

2010年3月期、主力の欧州市場はFIT制度の見直しや金融危機の影響があったものの、後半は堅調に推移しました。また、国内市場は補助金制度や余剰電力買取り制度の開始などにより、住宅向けを中心に急拡大しました。その結果、2010年3月期の売上高は前年度比132.8%の2,087億円、販売量ベースでは前年度比約1.9倍の792MWとなりました。
2011年3月期は、住宅向け補助金制度を拡充した国内に加え、グリーンニューディール政策の本格化が想定される米国や、政府の普及政策の立ち上がりが見込まれる中国など、各国で政府による環境政策が拡大することから世界各地で市場伸長が期待されています。
当社は、結晶と薄膜の両輪で、需要の急拡大に対応する生産体制の構築と独自技術によるセルの高効率化を図り、収益向上とグリッドパリティの早期実現に取り組んでいきます。また、パワーコンディショナーなどを含めたシステムでの販売や住宅・電力用以外のアプリケーション拡充を推進し、事業規模の拡大を図っていきます。
なお、堺の太陽電池工場では、2010年3月から薄膜太陽電池の生産を始め、4月から出荷を開始しています。
2011年3月期の太陽電池の売上高は前年度比119.8%の2,500億円を、販売量ベースでは前年度比約1.5倍の1,200MWを見込んでいます。

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