ワーク・ライフ・バランスの取り組み
ワーク・ライフ・バランスの取り組み
基本的な考え方
シャープでは、ダイバーシティ推進の基盤ともなる「働きがいを生む職場」づくりに向け、従業員自らおのおののライフステージに応じた働き方を選択可能にするなど、ワーク・ライフ・バランス(仕事と家庭生活の調和)を実現できるよう支援しています。
具体的には、育児や介護との両立については、支援制度の拡充や、各種ガイドブックの配付などの情報提供による利用促進を行っています。
また、治療と仕事との両立についても支援する制度を設け、時間的制約に対する配慮だけでなく、本人の健康状態や業務遂行能力も踏まえた就業上の措置を講じるなど、無理なく働ける環境を整えています。
加えて、全従業員が効率的でメリハリのあるワークスタイルを確立するため「ノー残業デー」の設定や年次有給休暇の計画的取得推進などの施策を行っています。
男性の育児参加の支援
シャープは働きやすい職場づくりを目指し、男女を問わず従業員が育児に参加しやすい支援制度の確立・環境づくりに努めています。中でも少子化や働き方・ライフスタイルの多様化、共働き世帯の増加などを背景に、男性の育児参加を促進するため制度の充実や従業員への制度周知を行い、多くの男性が育児のための休職や休暇等の制度を利用しています。
今後も従業員の継続的な育児参加を支援・推奨していきます。
「くるみん認定」の取得
シャープ(株)は「次世代育成支援対策推進法」に即した「子育てサポート企業」として2007年、2009年、2012年、2015年、2020年に厚生労働大臣の認定(くるみん認定)を受けました。
シャープ(株)ワーク・ライフ・バランス支援のための主な制度と取得実績
制度名称 | 内容 | 取得実績 | ||||
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2020年度 (取得率) |
2021年度 (取得率) |
2022年度 (取得率) |
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育児のための休職および休暇 | 育児休職※1 | 子が2才に達するまでの間、取得が可能 | <2022年度> (復職率) 男性:100% 女性:90% (定着率※2) 男性:88% 女性:94% |
74(43%)※3 男性:50(34%) 女性:24(100%) |
56(44%)※3 男性:36(34%) 女性:20(100%) |
107(97%)※3 男性:88(95%) 女性:19(105%) |
出生時育児休職※1 | 子が産後8週までの間、最長4週間取得が可能 | |||||
配偶者出産時休暇 | 出産予定日の1週間前から出産日の6週間後の範囲内で、5日取得が可能 | |||||
出産育児 短時間勤務制度 |
妊娠中、および子が小学校6年生の3月末日までの間、1日最長3時間、30分単位で就業時間を短縮できる制度 | 7 | 3 | 5 | ||
育児支援勤務制度 | 子が小学校6年生の3月末日までの間、始終業時刻を柔軟に変更できる制度 (制度適用者は1日平均3時間、1時間単位での就業時間の短縮も可能) |
215 | 230 | 230 | ||
介護休職※1 | 常時介護を必要とする状態にある対象家族1人につき、通算2年以内(分割可)の取得が可能 | 3 | 7 | 5 | ||
介護支援勤務制度 | 介護のため、6か月間(必要に応じて更新可)始終業時刻を柔軟に変更できる制度 (制度適用者は1日平均3時間、1時間単位での就業時間短縮も可能) |
7 | 10 | 14 | ||
その他の各種制度 | 多目的休暇/多目的休暇の時間単位(又は半日単位)取得/妊婦時差通勤制度/出産育児再雇用保証制度/配偶者の海外転勤による再雇用制度/介護再雇用制度/介護短時間・週勤務日数短縮制度/独身者の介護残留家族支援(帰宅交通費など)/ならし保育休暇/介護休暇(時間単位取得可)/看護休暇(時間単位取得可)/ホームヘルパー費用補助/不妊治療に関する休職・有給休暇制度/不妊治療融資制度/キャリア開発支援短時間勤務制度/在宅勤務制度/ボランティア休職/認可外保育施設保育料補助/育児休職からの早期復職一時金支給/病児保育・延長保育利用料補助 |
- ※1 育児休職・出生時育児休職・介護休職による休業が、人事評価、昇給、賞与や昇格において不利に働くことはありません。
- ※2 復職後12か月経過時点での在籍者率。
- ※3 2020年度、2021年度は厚生労働省(雇用均等基本調査)の基準に沿って算出。2022年度より育児・介護休業法の公表基準に沿って、取得実績に出生時育児休職、配偶者出産時休暇を含んで算出。