外調機の省エネ【改善後】

① 【改善後(1)】再利用水で外気を加熱~冷水コイル~

亀山工場では、クリーンルームの温度を一定に保つために、冬期においても空調用水を使用します。この空調に使用し温まった水(20℃)を冷水コイルに通水し再利用することで、低温の外気を冷水コイルと温水コイルの2段階で加熱できるようにしました。

※ 生産設備から発生する熱を冷却し、クリーンルームの温度を一定に保つために使用された空調用水

1年間で一般家庭1,715軒分
電気使用量を削減しました!

今まで温水コイルでは0℃から一気に24℃に加熱していましたが、この改善により、温水コイルでの加熱幅を12℃に抑制したことで、温水製造に必要なエネルギー使用量を削減しました。これまでに10台の外調機にこの仕組みを導入し、CO2排出量を1,521トン削減できました。
(省エネWG 池田 智哉)

※ 1軒当たり283.6KW/年で算出(出典:「原子力・エネルギー」図面集2012)

① 【改善後(2)】再利用水で外気を加熱~再熱コイル~

また、調査の結果、再熱コイルで行う加熱(12℃から15℃)にも、再利用水(20℃)を活用できることが分かりました。配管を改造し、再熱コイルにも再利用水を通水することで、ボイラーで製造していた温水(34℃)の使用量を削減しました。

まずは1台から実証を始め、その後14台に展開しました

再利用水を再熱コイルでも利用したいと考えましたが、再熱コイルが外気を15℃まで加熱する機能を損うわけにはいきません。そこで、1台の外調機をモデル機として約1年間試行運用し、再熱コイルでも再利用水の利用が問題ないことを実証しました。
(省エネWG 小田 雄司)

① 【改善後(3)】外気による再利用水の冷却

再利用水(20℃)の持つ熱を外気の加熱に有効活用したことで、冷凍機に戻る再利用水の温度が下がりました。この活動により、冷凍機の運転負荷も低減でき、冷水製造においても省エネ効果を得ています。

※ 空調で使用する冷水を作る設備

① 外調機の省エネの成果

この外調機の省エネでは再利用水の回収がポイントでした。水温を保ったまま外調機へ配管するなど、ルートを含めロスのない最適な方法を検討し効果の最大化を追求しました。大型の外調機を多く設置している亀山工場では、この活動は大きな成果に繋がっています。

配管の設計も自分たちで行いました

工場内の水の流れや、各設備の配置を熟知しているのは私たちなので、今回延長した配管の図面は私たちで作成しました。それをもとに工事業者さんに配管工事をお願いしました。
(省エネWG 石河 輝明)

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